問い合わせが来ない賃貸物件の写真7つの特徴

2026.9.1

「募集は出しているのに、内見の申し込みが入らない…」

家賃を下げるべきか?設備を入れ替えるべきか?

空室が続くと、オーナーさんはまずお金のかかる対策を考えがちです。

でもその前に、一度ポータルサイトに載っている自分の物件の写真を見返してみてください。

実は、費用をほとんどかけずに改善できる余地が残っていることが少なくありません。

この記事では、公的な調査データをもとに「反響が落ちる写真に共通する特徴」を7つ整理し、今日から直せる具体的な改善方法までお伝えします。

そもそも、写真で問い合わせ数は変わるのか?

結論から言えば、写真は「見られている」だけでなく「比較の判断材料になっている」ことが調査で確認されています。

アットホーム株式会社が2025年10月に発表した「オンラインでの住まい探しに関する調査 2025 賃貸編」では、賃貸物件の探し方について、引越し経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップでした。

検討者に至っては、上位4つすべてをインターネット検索が占めています。

つまり、多くの入居希望者は現地を見る前に、まず画面の中で物件を絞り込んでいます。

さらに同調査では、問い合わせる不動産会社を選ぶ基準として、「物件写真の枚数が多い」「物件写真がきれいで見やすい」といった写真関連の項目が上位に入りました。

写真は「あればいい」ものではなく、選ばれるかどうかを分ける情報になっているわけです。

もう一点、押さえておきたいデータがあります。

同社が2025年3月に発表した「不動産ポータルサイトに関する調査 2025」によると、ポータルサイトを見ている時間帯は平日「19〜21時」が最多で、4割を超えました。

多くの人が、仕事終わりの夜にスマートフォンの小さな画面で物件を見比べている。

この前提を知っているかどうかで、撮るべき写真は変わってきます。

問い合わせが来ない賃貸物件の写真7つの特徴

fotomoaが長野県内で物件撮影をしてきた経験と、前述の調査データを突き合わせると、反響が伸び悩む物件の写真には共通点があります。

部屋が全体的に暗い

カーテンを閉めたまま、天井の照明だけで撮っている写真です。

実際より狭く、古く見えてしまいます。

夜にスマホで見比べられることを考えると、明るさの差は決定的です。

1部屋につき1枚しか載っていない

前述の調査で「物件写真の枚数が多い」ことが不動産会社の選定基準の上位に入っていた通り、枚数の少なさはそのまま検討対象から外れる理由になります。

同じ部屋を1つの角度からしか撮っていない

「不動産ポータルサイトに関する調査 2025」では、同じ場所でも角度を変えた複数の写真があったほうが参考になると答えた人が89.0%にのぼりました。

内見前にできるだけ情報を集めたい、という意向がはっきり表れています。

玄関側からと窓側から、最低2方向は必要だとお考えください。

水回りの写真がない

同じく賃貸編の調査では、必ず掲載してほしい写真として、引越し経験者は「風呂」、検討者は「トイレ」がトップに挙がりました。

水回りは、広さを確認したいというニーズが強い場所です。

居室だけ撮って浴室を省略している物件は、それだけで候補から落ちます。

垂直・水平が傾いている

壁の線が斜めに写っている写真は、それだけで安っぽく見えます。

そして部屋の形も正しく伝わりません。

生活感や残置物が写り込んでいる

前の入居者の荷物、掃除用具、コンセントに挿さったままのコード。

写り込むと「管理が行き届いていない物件」という印象に直結します。

周辺環境の写真がまったくない

賃貸編の調査では、周辺環境の写真として「スーパーマーケット」がトップでした。

建物の中だけでなく、暮らしの利便性が伝わる1枚があるかどうかで、入居後の生活をイメージできるかが変わります。

プロが現場でやっている、失敗しない5つの基本

特別な機材がなくても、押さえておくだけで結果が変わるポイントをお伝えします。

晴れた日の午前〜昼に撮る:自然光が最大の照明です。室内撮影は天候と時間帯で仕上がりの半分が決まります。

カーテンを開け、室内の照明もすべて点ける:窓の外が白飛びしやすいので、明るさを整えながら複数枚撮っておきます。

部屋の隅から対角線方向に構える:同じ部屋でも最も広く見える立ち位置です。壁を背にして撮るのが基本になります。

三脚を使って垂直を出す:カメラを水平に保つだけで、素人写真の印象から一段抜け出せます。

実物より「盛りすぎない」:これが最も大切です。

最後の点は補足させてください。

「不動産ポータルサイトに関する調査 2025」では、約7割の人が物件写真で見た情報と内見でギャップがあったと回答しています。

ギャップの中身には「思っていたより日当たりが良かった」という良い驚きもある一方、「天井の高さが思っていたより低かった」といった落胆も含まれていました。

極端な広角レンズで実際より広く見せる撮り方は、内見での失望を生みます。

問い合わせは増えても、成約にはつながりません。

写真の役割は、実物を正確に、かつ最も魅力的な条件下で伝えることです。

長野県の物件だからこそ意識したい撮影のポイント

ここからは、県内で撮影しているからこそお伝えできる話です。

まず前提として、長野県は空室・空き家の競合が全国的に見ても多い県です。

総務省の令和5年住宅・土地統計調査によると、2023年10月1日時点で長野県の総住宅数は103万8000戸、空き家数は20万7000戸で、空き家率は20%でした。

全国平均の13.8%を大きく上回り、全国で6番目に高い水準です。

ただしこの数字には注意が必要で、県内で空き家率が最も高い軽井沢町は70.38%。

うち住宅の68.23%が別荘を中心とした「二次的住宅等」に分類されています。

長野県の高い空き家率は、別荘地としての性格が押し上げている面がある、ということです。

とはいえ、募集をかけている物件から見れば、周囲に選択肢が多い環境であることに変わりはありません。

だからこそ、写真で差がつきます。

その上で、長野ならではの実務的なポイントを3つ挙げます。

撮影は冬を避けるか、時間帯を前倒しする:県内は冬季の日照時間が短く、積雪期は玄関前や駐車場が雪で埋まります。外観写真は緑のある時期に撮り置きしておくのが現実的です。

窓からの眺望は資産として撮る:山並みが見える、庭の緑が入る。都市部の物件にはない価値です。窓の外が白飛びしないよう撮り分けておくと、それだけで訴求点が一つ増えます。

駐車場は必ず1枚入れる:県内は車が生活の前提です。駐車スペースの広さや出入りのしやすさが伝わる写真は、都市部以上に効きます。

fotomoaに依頼するメリットと、正直に向いていないケース

fotomoaは長野県を拠点に、賃貸物件・民泊・戸建てなどの出張撮影を行っています。

スマートフォンで撮った写真との一番の違いは、機材そのものよりも「光の作り方」と「枚数の設計」です。

どの部屋をどの角度から何枚撮れば検討者の疑問が解消されるか、掲載先の見え方から逆算して撮影します。

現地までうかがうため、オーナーさんが立ち会う必要がないケースも多く、遠方にお住まいのまま物件だけ整えたいという方にもご利用いただいています。

正直に言って、fotomoaが向いていないケース

信頼していただくために、お断りしている・ご期待に沿えない場合もはっきりお伝えします。

今日明日中に納品が必要な場合:撮影後の現像・調整に時間をいただいています。極端な短納期には対応できません。

家具のレンタルや設置までを求めている場合:fotomoaは撮影サービスです。ホームステージングそのものは行っておりません。

残置物やゴミが残ったままで撮ってほしい場合:写っても構わないというご意向でも、結果として反響を落とすことが分かっているため、清掃後の撮影をおすすめしています。

数十戸をとにかく最安値で一括撮影したい場合:1件ずつ丁寧に光を作る撮り方のため、単価重視であれば他社様のほうがご満足いただけます。

逆に言えば、「1戸あたりの成約単価が高い」「長く空いていて何とかしたい」「他の物件と差をつけたい」。

こうした物件ほど、撮影費用は回収しやすくなります。

まとめ・お問い合わせ

問い合わせが来ない物件の写真には、共通するパターンがあります。

・暗い、枚数が少ない、角度が1つだけ

・水回りと周辺環境が写っていない

・傾いている、生活感が残っている

そして最も避けたいのが、実物より良く見せすぎて内見でがっかりさせてしまうことです。

まずはご自身の物件の掲載ページを、夜、スマートフォンで開いてみてください。

入居希望者が見ているのと同じ条件です。

そのうえで「これは撮り直したほうがいいかもしれない」と感じられたら、fotomoaまでお気軽にご相談ください。

物件の状況をうかがったうえで、必要な撮影内容と枚数をご提案します。